ユピテルが提案する、ライフスタイルを豊かにする情報コラム

未来を楽しい空間に変え、新しい価値観を創り出す。ゲームをはじめとした様々なエンターテインメントコンテンツに革新をもたらす刺激的なテクノロジー、それがxR技術です。AR(拡張現実)・VR(仮想現実)・MR(複合現実)などの技術を組み合わせ、現実世界と仮想世界をあたかも融合する…今まで存在しなかった世界をこの世に創り出し、私たちを未知の体験に誘います。

ユピスタでもすでに取り上げたVRやARなどを含めて、xRによって実現できる未来を紹介していきます。

xR(X Reality、Extended Reality)とは、VR・AR・MR・SRなどの技術の総称です。今まで見たこと・体験したことのない世界を創り出す技術の総称、とも言えるかもしれません。見慣れた街の景色を、ディスプレイ越しにガラッと変える…テクノロジーの力で世界をエンターテインメント化してしまうのです。

たとえばVR(Virtual Reality：仮想現実)は、主に専用のディスプレイデバイスを使い、仮想空間を現実のように体験できる技術。またAR(Augmented Reality：拡張現実)はスマートフォンなどを使い、現実世界に仮想空間を重ねた拡張現実を実現する技術です。そしてMR(Mixed Reality：複合現実) は、VRとARを組み合わせたもの。例えばキャラクターを自分の好きな角度で眺めたり、同時に複数の人間がアクセスできたり、VRやARだけでは不可能な世界の広がりを実現できます。

さらにSR(Substitutional Reality：代替現実)という、現実か非現実かの区別がつかない世界を作り出す技術も開発されています。現在は人の認知の仕組みを研究するために使われていますが、心理療法としての活用や、デジタルコンテンツとの融合による新しいビジネスの可能性が期待されています。

このようにR=Realityと人工的な情報や空間は、複雑に重なり合い始めています。そのためそれぞれの境界線がますます曖昧になって来ており、そのような複合した状態をxRと表現しているのです。

この世にないものを登場させる。こうした刺激的なxRの技術は、真っ先にエンターテインメントに活用されます。

たとえばあるバーチャルDJイベントでは、可愛い3DキャラクターがDJとなり、AIによってインタラクティブなDJパフォーマンスを行ったことで話題になりました。このイベントはVRの空間内で行われ、さらにスマホを通して視聴すればARの拡張現実演出が飛び出すという、まさにxR技術による新たなエンターテインメントの提案でした。

またユピスタではお馴染み、「VTuber(ブイチューバー)」もxRによりさらに活躍の場が広がります。既に人気キャラクターとAR(拡張現実)空間で会話できるアプリケーションが実験段階に入っているほか、MR(複合現実)ではさらにキャラクターの背後に回ったり、好きな角度から眺めたり、複数人で会話することができるようになります。キャラクターとリアルなコミュニケーションを図りたいという情熱がテクノロジーの進化を促し、新たな文化を育んでいるのです。

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エンターテインメントの可能性が追求されているxR技術ですが、その一方ビジネスの分野でも異なる活用方法が注目されています。それは現実世界の「双子」のような仮想空間を作り出す「デジタルツイン」と呼ばれるものです。

ビジネスにおいては、事前のシミュレーションや分析が欠かせません。そこでデジタルツインとして仮想空間に現実世界を再現すれば、現実さながらの高い精度でシミュレーションを行うことができます。たとえば都市開発や工場設備の導入の際に、実際に生じ得る問題をローコストで検証し、プランの改善を図ることができるでしょう。またドローンのフライトシミュレーションや、店舗におけるセンサーの配置計画といったシーンでも、デジタルツインの技術が応用できます。

さらに、こうした一部の現実世界を仮想空間に作るのではなく、世界の現実の都市すべてをそのまま再現した「ミラーワールド」という壮大な構想も出てきています。現実世界を第一のプラットフォーム、ウェブの世界は第二とすると、ミラーワールドはいわば第三のプラットフォーム。シミュレーションの領域を超え、全く新しい世界を構築するための技術としても、xRの作り出す未来にますます注目が集まっています。

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xR技術によって生活もビジネスも便利になったり、もっとリアルにキャラクターとコミュニケーションできるなど、ワクワクするような変化が訪れようとしています。仮想と現実、そして技術がシームレスに融合し、今は想像できないような新しいカルチャーが今後より一層生まれてくることでしょう。

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ユピテルでは、ネコ型バーチャルペットが日常を癒してくれる「Juno(ユノ)」や、かわいいキャラクターが日々のドライブをお供するレーダー探知機「Lei05」、そしてキャラクターが浮遊するバーチャルなフィギュア「LVR-01」など、新しいエンターテインメント世界に向けて数々のプロダクトを生み出しています。またユピテルプラスに所属するVTuberの「葵わさび」も、バーチャルな存在ながら、ご当地静岡をリアルに盛り上げています。これからもユピテルが提案する未来への誘いにご期待ください。